読者(ぼく)と主人公(かのじょ)と二人のこれから


選出月

2017年4月

選出部門

四冠
総合
新作
新作総合
感動した
  • 著者:岬鷺宮
  • イラスト:Hiten
  • レーベル:電撃文庫
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【作品詳細】

――だから、わたしの初恋はエピローグのあとに始まるのです。この物語さえあれば、他に何もいらない。この小説『十四歳』と、その中に確かに息づく主人公、トキコがいれば──だが、彼女は俺の前に現れた。灰色の毎日の始まりになるはずだった、新学年のホームルーム。黒板の前に立った彼女こそは、俺が手にした物語の中にいたはずの「トキコ」だった。不器用に近づいていく二人の距離。物語の中にいる「トキコ」と、目の前にいる「柊時子」のあいだで、奇妙に絡まってゆく想い。出会うはずがなかった読者と主人公の物語。その結末にあるものは──。

【作品詳細】

――だから、わたしの初恋はエピローグのあとに始まるのです。この物語さえあれば、他に何もいらない。この小説『十四歳』と、その中に確かに息づく主人公、トキコがいれば──だが、彼女は俺の前に現れた。灰色の毎日の始まりになるはずだった、新学年のホームルーム。黒板の前に立った彼女こそは、俺が手にした物語の中にいたはずの「トキコ」だった。不器用に近づいていく二人の距離。物語の中にいる「トキコ」と、目の前にいる「柊時子」のあいだで、奇妙に絡まってゆく想い。出会うはずがなかった読者と主人公の物語。その結末にあるものは──。

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岬鷺宮 先生からのコメント
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ラノオンアワード10周年に寄せて
最初に四冠いただいたときのこと、今でもよく覚えています。 当時僕はまだまだ売れない作家で、「見つけてもらえた!」と非常にうれしかった。 今思えば、あれが仕事が軌道にのる最初のきっかけだったのかもしれません。 これからも、ともにシーンを盛り上げていただきましょう!
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